母の友達

倒れて以来 家族と親戚としか会わなかった母が もう50年来のご近所の友人に会いたいと言うので連絡しました。

私にとっても 子供の頃からの
近所のおばちゃんで 私が小さかった頃 母が盲腸や骨折したときに ときどき預けられたりした人で おばちゃんには息子しかいなかったから 娘のように気にかけてもらっていました。

母が倒れてからは 
とても気にかけて頂いてたけど
ご主人が同じ病気で倒れた経験があるので とてもよく理解してくれていて
「心配だけど お母さんの気持ちがわかるから 私は遠くから 見守るね。
でも 様子だけは聞きたいけど 貴女に負担が掛かるから 3週間に1度だけ、私から貴女に電話させてね。」と
3週間に1度 朝8時に電話をくれました。

とても奥ゆかしい方です。

母には報告するのですが
最近になって その方には そろそろ会いたいと言うようになったので 今朝連絡したら

「嬉しい」と電話口で 泣いてしまわれました。

「もう 病院への行き方も調べてあるのよ。
おかあさんの負担にならないように ちょっとだけ お顔を見に行かせてね」と。

子供の学年も違うので
ママ友ってわけではなく
ただ近所だったのだけど。

どういうきっかけで 仲良くなったのかも知らないけど

そのかたは 骨粗鬆症になられて
一軒家暮らしもたいへんだからと 駅の前の便利なマンションに引っ越してしまっていて 今では 月に1度くらいしか会ってなかったんだろうなあと思うけど お互いを思いやる友情は続いていたようでした。

歳を取ると 活動範囲も狭くなるし
交遊関係も狭くなります。

いい関係だけが 残るのだろうけど。

30年後
私にも 母のような友人が居てくれると嬉しいなあと思いました。


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